「不良品ではないのか!」,富士フイルム(株)の営業には,今まで経験経験したことがないようなの電話の応対をしていた. X線撮影(レントゲン撮影)が不良品だというのだ. 2011年3月21日(月)のことだった. しかし,調べてみたが,製品ロットには問題はなかった.
▼写真はイメージで今回の件とは関係ない.
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だが,特徴があった. CR と呼ばれるイメージングプレート(IP)感光板に集中していたのだ. CR とは、Computed Radiography の頭文字の略だ. 今までは,X線撮影(レントゲン撮影)には,X線フィルムを使っていたが,この方式は毎回現像しなければならなかった. しかし,CR ではX線フィルムの代わりにイメージングプレートを使う. イメージングプレートでX線エネルギーを記録後,画像読取装置で読み取りコンピューターで処理をしてデジタル化(CR画像)するという方式になっている.
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イメージングプレート(IP)は,X線フィルムに比べて5倍ほど感度が高いため,その分X線照射量を減らすことができ,体にやさしい方式となっていている. 高感度がゆえに,とんでもないものを写していたのだった...
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